ヨコハマトリエンナーレ2011：酒とバラの日々：SSブログ

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ヨコハマトリエンナーレ2011　[美術館に行こう♬] [編集]

現代美術、あんまり得意じゃないかな・・て。
例えば、人が足を繰り返し壁にぶつけているところをアップで映している映像や
凪いだ海の波の様子を坦々と撮っている映像を延々と見せられたり、
（そんなこと言ったら申し訳ないけれども）
作品なんだかゴミなんだか分からないものも多くて・・

でも、京急線のホームに飾られている、白い服を着た女の人が
箒で白い砂を掃いているポスターが気になって気になって、
行ってきました、ヨコハマトリエンナーレ2011
会期は長かったのに、やっと行けたのは、最終日の閉館まで2時間を切っている時間！

あの、女の人の作品は、どうなっているのかしらん？
人間が作品として登場して、一日中掃いているのかしらん？
それとも蝋人形？でもすごくリアルだったし・・
（なにしろ現代美術だから、
よ～く考えれば真相は簡単なのに・・）
わくわくしながらルンルンと飛んで行きました

ネットで調べたら、そのMircea Cantorさんの作品は
日本郵船海岸倉庫という会場に有るという。
メイン会場は横浜美術館だけれど、それでは先にその倉庫に行きましょう・・と
みなとみらい線、日本大通りで降り、その倉庫に着きましたら、すごく混んでて人がいっぱい
「なんで最終日にこんな人がいっぱい来るのかしらん」って
自分だって来たくせに文句を呟きながら会場を回りますが・・

お目当ての作品が無い・・・
この倉庫にある、Mircea Cantorさんの作品は
鋭利に割られた鏡でジグソーパズルを作ったものでした。
（このカバの作品は写真撮ってもよかったのだけど
写真禁止の作品がほとんどで）

う～～ん、残念！
でも、まぁ、説明してもらわないと意味が分からないものも多かったけれども
面白い作品がいっぱい有ったから倉庫まで行って良かったなって
倉庫の入り口には可愛いクラフト作品も並んでいたし。
（時間が有ったらゆっくり眺めていたい・・）

シャトルバスも有ったけれども、混んでたので、みなとみらい線二駅分歩いて
横浜美術館へダッシュしますよく考えたら私、仕事しっぱなしで疲れていたんです。
でもまぁ、夕暮れの‘みなとみらい’は散歩するには気持ちの良いところかなぁって・・・

ふーふー言いながら、やっと横浜美術館に着きます。
美術館大好きといいながら機会がなく初めて訪れます。
こちらも面白い作品がたくさん並んでいます。

フロアマップを見ながら、お目当ての作品を探します。
やっと辿り着いたと思ったら、前衛的な写真が並んでいただけでした。
おっかしいなぁだいたいポスターになっているメインの作品なんだもの。
一番目立つところに、どどんと飾っておいてよ・・と一人でブツブツいいながら
探して、探して、ようやく、一つの小部屋にCantorさんの名前があるのを発見
そおかぁ～　あの小部屋の中でお姉さんたちがお掃除しているのねって
わくわくしながら入って行ったら・・・

そそりゃあ、現代美術だもの・・映像に決まってるって、言ってしまえば、そうなんだけれど
現代美術だから、こそホントのお姉さんが掃いているのかなって、思うじゃない？
http://www.youtube.com/watch?v=vQp8aw2Ro1A
（↑ユーチューブにアップしてあったので、気になる方はご覧ください）
作者の意図するところは、不勉強なもので、私には、よく分からないけれども、
見ていて優しい穏やかな気持ちになれる作品でしたよ。
日本製かな？ちょっと高そうな足の長い箒のリズミカルな動きが面白くて

現代美術、今まで食わず嫌いだったかもなぁって再認識させられた展覧会でした。
入場してるお客さんは若い20代くらいの方が多く、
そのへんが印象派あたりの美術展とは違って
おばちゃんには若干の居心地の悪さはあるにしろ、
肩ひじ張らず自由に鑑賞できる空気は悪くないなぁって。

この次にまた開催される時は時間の余裕を持って、訪れましょうって思いました。

ところで公式ＨＰの写真にも
作品と子供を写したものが多かったですけれども
現代美術の作品は、小さな子供が似合いますね
私も子供が小さい頃、上野や竹橋で
現代美術の彫刻などをバックに子供の写真をよく撮ったのを思いだしました。

満足感いっぱいで、会場から出ると
パフォーマンスのグループが「まちの明かりが♪とてもきれいね～ヨ・コ・ハ・マ」って
踊っていました。周りを取り囲んでいるお客さんもノリノリで・・・
こういう出会いも、なかなか楽しいですね