伊坂幸太郎≪残り全部バケーション≫ [活字中毒]
本が大好きで片時も離さないそうで。
何読んでるの?と訊くと、なんとこの・・・
あらら(☆∇☆)上橋菜穂子とか、
ミヒャエル・エンデかと思ったら伊坂幸太郎?
ちょうどこの一冊は私も読んだばかりだったので
めちゃくちゃ面白いよねぇって、すっかり意気投合!!
あれは読んだ?これは?などと盛り上がってしまいました
そっか~ 中学生で伊坂幸太郎ねぇ~('ー')
私達は中学生の頃、何読んでいたかしらん?
ほとんどが、少女漫画だったけど、でも
子供用ではないポーとかコナン・ドイルとか
それから、せいぜいクリスティとか・・かなぁ~
今もミステリーばっかり読んでいるから
考えてみると・・・あれから全然進歩してないってコトだわね
・・で、この表題の本
どんな、ストーリーなの?って訊かれたら
すご~く困ってしまう
えっとね・・・おまぬけなチンピラの先輩と後輩が、
訳の分からない出来事を
次から次へと起こす・・そこへ崩壊した家族と
新しい後輩がからんで・・・
最後にはあっと驚く巧みな伏線の収束・・・
なんのこっちゃ?(゜_。)?(。_゜)?ですよねぇ~
だって、すごく面白い落語や漫才、
ストーリーを書いたって面白さが伝わらない・・・(;^□^A
まぁ、要するに暇つぶしに
鞄の中に常備しておくには最適な本だから、
是非ご覧下さいねってカンジなんです!!
「すっごく高かった!!」と主人が嘆きながら買ってきてくれた
“コルコル”という名前のバーゼリア
秋は、つぶつぶが嬉しいです
伊坂幸太郎≪死神の浮力≫ [活字中毒]
朝起きると、7~8年は使っていたガラケー(カシオさん偉い!!)が
うんともすんとも言わなくなっていました。
仕方ないなぁ~ いつかXdayは来るとは分かっていたけど・・
まぁ~この機会に待望のスマホと前々から目論んでいました。
早速、時間を作ってauショップに行き
「スマホいっこ下さい♬ネットとメールが出来ればなんでもいいです」と。
で、getしてきたのがこちら(⌒▽⌒)
auのオリジナルの機種、Qua phoneってやつです。
電池のもちもいいですし、画面も見やすいし
写真も綺麗に写って文句なしなのですが
初期の諸々の設定には、ほんと手を焼いてしまいました((((((o_ _)o ~☆
誰かにやってもらったら、いつまでたっても覚えないから
自分でやるしかないし・・ね。
年々新しいものへの対応能力、落ちてくるのよね~はぁ~
さてさて、少し前に新聞か何かで、
この本が凄く面白いと書かれていたので
大好きな伊坂幸太郎さんですもの、
ぜったい読まなきゃ♬と思って本屋さんへ行くと
このひとつ前のお話同じ主人公の≪死神の精度≫が有ったので
まず、それを読んでしまったので、
読みたいと思ってから読むまでに時間が掛ってしまいました。
でも、手にとってみて良かったなぁ~
すご~く面白いんでもの\(≧▽≦)丿
さすが、さすが、伊坂幸太郎さん
はらはらどきどきの先が読めない展開も
登場人物の飄々とした人を食った言動も
ミステリーだか、ファンタジーだか、はたまた哲学書だか判らないけど
とても博識な方とお喋りしている様な気持ちになってしまう流れも
本当に素晴らしいんです (^ー^)ノ☆*.。
ストーリーは
山野辺さんという作家さん(伊坂幸太郎さんご本人を彷彿させます)が
サイコパスの男に可愛い娘を残酷な方法で殺されてしまったので
奥さんと一緒に手を尽くして、
彼に簡単に死ぬよりも、もっと辛い目に遭わせて
復讐を果たしたいと奔走する・・というもの。
ここに死神の千葉さんが邪魔するんだか
手伝うんだか判らない格好で、深く関わってくるというお話です。
お話の展開を追うだけでも、十分面白いのですが
伊坂幸太郎さんが今までに読んだ古今東西の文献から
抽出した死生観の知識(エピソードかな?)をフィルターにかけて噛み砕いて
登場人物に会話という形で語らせているものが、とっても面白いのです。
例えば・・・作家さんと死神さんの会話
「・・・つらいことや怖いことの連続が生きていることだからね。
死ぬってことは、その最たるものでしょ」
「最たるもの?」
「死は、一番恐ろしいことじゃないか。しかも、恐ろしいことに、
その一番恐ろしい死は、誰にだって、絶対に、やってくる」
(中略)
「だからお父さん、そのことを頑張ったんだよ」
「何を」
「いつか死ぬ時が来るけれど、
それは決して怖いことじゃないって教えたかったんじゃないの?」
この本を読んでいると、へぇ~伊坂幸太郎さんは
死に対してこんな風に達観しているんだなぁと感心しますが
どこかで、「僕自身は死は怖い」と語っていたのを読んだ覚えがあります(⌒▽⌒)
素敵な方ですね(^、^*)ますますファンになりました!!
蓮の実、乾くとカラカラ音がします(^_^)v
吉田修一≪怒り≫ [活字中毒]
本屋さんで文庫本を物色してまして・・
あっ吉田修一だっ
渡辺謙主演で映画化される原作?
それは絶対、面白そうO(≧▽≦)O
って、飛びつくように読み始めましたよ~
やはり映画化された「悪人」も
独特の雰囲気を持っていて凄く面白かったですもんね!!
新聞掲載時の束芋さんの挿絵や
映画の中の深津絵里さんの迫真の演技で
魅力がどんどん増幅されて
忘れられない一作になっていましたものね~
吉田修一さんは、さらっと、読んでいる感じでは
他の小説家さんと、そんなに差が無いような文体ですが
う~~ん、なんというか、読んでいる私達に
ぬるっ・・とか、ずるっ・・とか、ぞくっ・・とか
そんな擬音を感じさせる技術が、うん、もぉ~素晴らしいのですよ
例えば・・
田代がまた乱暴に箸を突き刺し、パクっと口に入れる。
口の中の音がきこえた。
くちゃくちゃと肉と睡液が混じる。(中略)
愛子は田代の口元を見た。
唇がからあげの油でてかてかしている。
・・こんな感じ(;^□^A
何という事はない描写なのだけど
なんだか、この時の二人の挙動や
その場の湿度や臭いを
感じさせてくれます( ° ° )
八王子の郊外で若い夫婦が残忍に殺されます。
警察は、すぐ犯人を特定出来たのですが
彼は整形手術をするなどして逃亡を図ります。
千葉の漁村に現れた、若い男、
東京に住むの同性愛の男性のところに居着いた男、
それから沖縄の離島に潜んでいる男の描写が順に続きます。
読んでいる私達は、この男が犯人かしら?
それともこの男?と推理小説らしい興奮に引きずられますが
その3人の男はそれぞれの地で多様な人間関係を
作りだしていき、その濃密な描写にどんどん感情移入させられます。
切なくて泣けてくるシーンや
読んでいて疲れるほど腹が立つシーンが順番に描かれています
私が特に心を打たれたのは
漁村で仕事をしているお父さんと、
一人娘のところに現れた、謎の多い男との関わり。
(映画では渡辺謙さんと宮崎あおいさんが演じるのかな?)
はぁ~ そうなのか・・そりゃ~お父さんは辛いよねぇ~
などと、思わず言葉になってしまうくらい・・
フィクションと解っていても
泣けて、泣けて・・・(ρ_;)
なんのこっちゃっ(・◇・)?と思う方は是非、ご一読下さいね!!
映画もきっと面白いと思います!!観に行かなきゃ♬です!!
‘メーテンナンバーワン’と言う名前のタイ産ジンジャーです
宮部みゆき【桜ほうさら】 [活字中毒]
この、みな、暑さで疲れきっている季節に、
桜を主題にした本の話を書くのは無粋ですがお許しくださいね
甲州ではあれこれいろんなことがあって大変だ・・と言う時に
<ささらほうさら>というと、登場人物が話しています。
そこからきたタイトルでしょう・・・綺麗な優しい題名ですねぇ(^、^*)
私はそれこそ、桜の季節に・・お花見のお供にこの本を読んでました。
お話の中に何回か登場する上野不忍池の料理屋さん。
それはどの辺だったのかなぁ~などと
想いを馳せながら歩いたものです(⌒▽⌒)
武士としては、優し過ぎて出世が見込まれない古橋笙之介、
国元で、貶められ、父を亡くし、お家断絶の憂き目に遭います。
江戸に上がり、長屋に住まいながら父の汚名をすすごうとしますが
同じ長屋の人々や取引先の旦那さんのと交流から
自分の居場所を見つけています♬
人情もの、のほのぼのとした雰囲気で読ませてくれますが
そこはそれこそ、なんたって宮部みゆきさんですから
あっと驚く、幾重もの伏線が張られた
クライマックスが用意されていて
サスペンスものとしても、とっても楽しめます\(≧▽≦)丿
人は目でものを見る。だが見たものを留めるのは心だ。
人が生きるということは
目で見たものを心に留めておくことの積み重ねであり、
心もそれによって育っていく。
心が、ものを見る事に長けてゆく・・・・
・・ですって(^、^*)
不幸な、辛い思いをした主人公が江戸の町を歩きながら
だんだん元気になっていくのを読んでいると
なんだか嬉しく、頑張れ頑張れって応援したくなってしまいます。
主人の友達のNobuさんが「NHKでドラマ化されたんだよ」
って見せてくれました。
ふふ♬最近時代劇によく登場する素敵な玉木宏さんイメージ通りですねぇ
・・・桜じゃないけど不忍池
茂木健一郎・羽生善治≪「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本≫ [活字中毒]
直ぐ検索してしまうのは、脳が退化するっていうので・・・
あれ~?(゜_。)?(。_゜)?
このCMに出ている女優さん、誰だったっけ?
泣きながらビーフジャーキー食べている・・・
う~~ん、ほらほら、よくドラマにでている・・・
う~~~ん、う~~~ん(+д+)
丸一日くらい、ずぅっと考えていて・・・とうとう降参して・・・検索・・・
和久井映見さんでした
「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本: 物忘れしない脳の作り方
- 作者: 茂木 健一郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2015/12/24
- メディア: 新書
そんな時に新聞の広告で見つけた、この本
私の悩みが聞こえたようなタイミングね♬
普段、新書はあまり読まないけど
なにか参考になる事が載っているかな?と買ってみました(⌒▽⌒)
茂木さんや羽生さんの物事の考え方が丁寧に描かれていて
人生を前向きに楽しむ事が大事だ・・と、
応援される様な文章が並んでますが
結論からいうと、物忘れをしてしまうおばちゃんに
手っ取り早く特効薬になるような
強力なアドバイスは書いてなったんです(☆∇☆)
(もっとも、もの忘れがひどい読者は
アドバイスして貰っても、すぐ忘れてしまうかも・・(;^□^A )
ただ・・ね、脳と言うのは好奇心を持って
新しい事にチャレンジすると
ドーパミンが放出されて、若々しくいられるということのようです。
それから、雑談が大事で、傍からみたら下らない他人の噂話も
脳に良いそうです(⌒▽⌒)
あらわたし、大丈夫(^ー^)ノ☆*.。
あそこ行きたい、これ食べたい、新しい本?よみた~い!!って
いうも思っているし、お喋り大好きですもん!!
それなのに、「あれ?あれ?」って
言ってるって事は・・・う~~~ん
名残の紫陽花